幅広い職種に広がるアルバイト
アルバイトには、一日の仕事ぶりを見ると、正社員とほとんど変わらない働き方をするものと、半日とか、何時間という就業時間、また毎日ではなく、不定期に働いたり、一定期間に一日だけなどの単発的な仕事などの様々な形態があるのが特徴です。昔のアルバイトといえば、大学生の家庭教師や、建築現場での肉体労働などが代表的でした。一方現代の特徴は、サービス業での職種が多いことが挙げられます。例えばコンビニやレストランや喫茶店などの飲食業の従業員は、その多くがアルバイトだと言われます。それにこれらの仕事は、若い人が多いのも特徴です。
他方、最近高齢者が就業している職種も目立ちます。例えば、工事現場での交通整理やビルなどの警備員などがそれです。ところで以前アメリカでは、ファストフードなどの店で、高齢者が元気に働いている様子がテレビで紹介されました。日本では、こうした店はほとんどが若い人が担っているのを考えると、大変面白い現象です。ただアメリカでも、高齢者は経験豊かであり、これらの仕事に対しても丁寧な働きをするため、顧客の方でも評判がよいとのコメントも紹介されています。いずれにしても、高齢化が進む日本、アルバイトもますます多くの職種に広がり、かつ年齢層も多様になっていくと考えられます。